西村 京太郎(にしむら きょうたろう、1930年9月6日 - )は、日本の推理作家。トラベルミステリーの第一人者で、十津川警部の生みの親として知られている。本名は矢島 喜八郎(やじま きはちろう)。
東京陸軍幼年学校在学中に終戦を迎え、東京都立電機工業学校(現・東京都立産業技術高等専門学校)卒業後、臨時人事委員会(後の人事院)に就職する。11年勤務後に退職し、私立探偵、警備員などを経て作家生活に入る。
初期は社会派推理小説を書いていたが、じきにスパイ小説、クローズド・サークル、パロディ小説、歴史小説など多彩な作品群を発表する。中でも海難事故もの(これについては西村本人が海が好きだったため。十津川警部は大学ヨット部出身という設定。)、誘拐もの(あらゆる犯罪の中で最も知能を要するので推理小説にふさわしいと考えたから)が多かった。日本中にトラベルミステリーというジャンルを示すきっかけとなったヒット作『寝台特急殺人事件』から全面的にトラベルミステリーに移行する。
列車や観光地を舞台とするトラベルミステリーに属する作品を数多く発表しており、シリーズキャラクターである十津川警部は有名である。多くの作品がテレビドラマ化(『西村京太郎トラベルミステリー』、あるいは『西村京太郎サスペンス・十津川警部シリーズ』など)されている。
西村が考えた鉄道などを使ったトリックやアリバイ工作は、そのリアリティが功を奏し根強い人気がある。近年では納税者ランキングの上位に名を連ねる。
オリジナル著作は2012年3月10日発行の『十津川警部秩父SL・三月二十七日の証言』で500冊に達し、その後も新刊の刊行は続いていて、単行本の累計発行部数は2億部を超える。この数字を記録した作家は、日本では2012年現在、西村と赤川次郎の2人しかいない。なお、彼は30代の前期から作家活動を続けているが、著作の90%以上は50歳を過ぎてから刊行されたものであり、作家としては大器晩成型の部類に属していると言える。詳細は西村京太郎の著作一覧を参照のこと。
发表于2024-12-23
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图书标签: 西村京太郎 铁道 日本 推理 小说 国际阴谋小说 列车杀人 俄罗斯
新宿のホテルで外国人娼婦が殺された。被害者は偽造パスポートで入国していた。現場にあった商社マンの名刺から、ソ連邦崩壊後のロシアに狙いをつけた、国際謀略が発覚、事件を捜査する十津川警部に、ロシア行きの密命が下った。モスクワへ向かうシベリア鉄道の車中で、殺人と諜報戦の火蓋がきられる。手帳も拳銃もなく孤軍奮闘する十津川。国際サスペンス大作。
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