■ 監修者:飯沢耕太郎
写真評論家。1973年、日本大学芸術学部写真学科に入学。写真について学ぶ。1977年、筑波大学大学院芸術学研究科に進み、主に写真の歴史を研究する写真史という分野で研究活動を行う。1984年、筑波大学大学院芸術学研究科博士課程を終了致し学術博士号を取る。テーマは、日本の近代写真、取り分け明治・大正・昭和初期における芸術写真と言われる分野についての研究。その後、写真について、評論活動あるいは批評活動あるいは展覧会などに対する紹介等の活動を続けている。
● 執筆者:
1・2 大日方欣一|桑沢デザイン研究所、多摩美術大学、日本写真専門学校 各非常勤講師。はこだてフォトアーカイブス代表
3 深川雅文|川崎市市民ミュージアム学芸員
4 井口嘉乃|埼玉大学教養学部助教授
5 増田玲|東京国立近代美術館主任研究官
6 倉石信乃|横浜美術館学芸員
7 森山朋絵|東京都写真美術館学芸員 東京大学大学院客員研究員
发表于2024-11-08
世界写真史 2024 pdf epub mobi 电子书
图书标签: 摄影
● 発明公表以来、一世紀半以上を経て、写真は現代社会において欠くことのできない重要な位置を占めている。現実世界の様相を記録(記憶)し、視覚的情報を伝達するその役割は、印刷メディアや電子メディアとの結びつきを深めながら、さらに大きくなりつつある。 ● だが同時に、写真はユニークな“表現”の媒体でもある。写真家たちは、創造性や想像力を充分に発揮して、彼らの思考や認識を作品としての写真に刻みつけてきた。写真はすでに芸術の一ジャンルとして広く認められているだけでなく、とくに近年は表現の可能性を拡張することで、新たな領域を切り拓きつつある。本書は、その写真発明から現在に至る、約160年の写真表現の歴史を、代表作の図版とともに概観しようとするものである。 ● しかし、絵画や彫刻のような、視覚芸術の他のジャンルと比較すると、写真表現の歴史の厚みを記述するには、特有の困難がつきまとうように思える。発明当初から、写真は技術と芸術との間に宙吊りになってきた。それが単純な機械的コピーではないことは言うまでもないが、それでも写真表現の展開とテクノロジーの発達は無視できない相関を保っている。たとえば感光材料(乾板からフィルムへ)や撮影機材(大判カメラから小型カメラへ)の技術的進化は、写真家たちの姿勢に根本的な変化をもたらすものだった。写真表現の歴史において、技術史の占めるウェイトは、他の表現ジャンルよりも大きくならざるをえない。 ● さらに、写真表現に独自の傾きを与えているのは、その複製の能力である。一枚のネガ画像があれば、理論的には無数のポジ画像(ほぼ同一の)を生み出すことができるという能力は、近代的な個としての作家とその作品というオリジナリティーの概念を大きく揺さぶるものだった。それは印刷技術と結び付くことで、さらに大きな社会的影響力をもつようになり、新聞や雑誌を舞台にしたフォト・ジャーナリズムや広告写真のような領域を活性化していった。特に20世紀以降の写真表現は、そのような複製メディアとの関わり合いを抜きには考えることができない。むしろ匿名の無数の写真家たちによる、社会的無意識を体現したような写真群が、ひとにぎりの“作家”の仕事を支えてきたことを、見落としてはならないだろう。 ● ゆえに写真表現の歴史は、従来の美術史の枠にすんなりと収まることなく、そこから逸脱し、勝手気ままに伸び広がっていくような様相を呈している。そこに叙述の困難さがあるとともに、逆にこのジャンルの面白さ、新たな思考を挑発していくスリリングな魅力も潜んでいるのではないだろうか。これまで、そのような錯綜し、枝分かれしつつ横滑りしていく写真表現の歴史を、まがりなりにも一冊の本に収めようとする試みは(特に日本では)ほとんど行われてこなかった。本書の刊行は、その端緒として大きな意義を持つものと考える。
虽然摄影只有200年不到的历史,但其精彩程度一点都不亚于绘画艺术,沿着历史的轨迹一路看下来,发现了很多能启发自己的新鲜事物。
评分虽然摄影只有200年不到的历史,但其精彩程度一点都不亚于绘画艺术,沿着历史的轨迹一路看下来,发现了很多能启发自己的新鲜事物。
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