海軍と日本

出版者:中央公論新社

作者:池田 清

页数:224

出版时间:1981-11-20

价格:JPY 660

装帧:新書判

isbn号码:9784121006325

丛书系列:中公新書

图书标签:日本史近代史潛水海军旧日本海军日本历史军事

極東無名の非白人国日本を、国際政治の桧舞台に引き上げるのに大きく貢献した海軍は、またその日本を破滅の淵に追いこんだもう一人の主役でもあった。近代日本にあって、ひときわ抜きん出た人材と技術とすぐれた国際認識とをもちえたはずのこの集団が、何故あの戦争にのめりこんでいったのか。短剣と白手袋に象徴されるスマートさの奥に潜む、ある見逃しがたい体質を追及するとともに、太平洋戦争をより広い国際環境の枠組のなかで捉え直す。

用户评价

补标

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著者が元海軍中尉のゆえか、その組織の本質を掘り下げるのに身内にきわめて厳しく見えて、元海軍の偉い方たちでも容赦しないような構えをするんだ。野暮な陸軍とは違い、海軍は優雅で、エリートで、良知があり、専門知識に詳しく、貴族風を浴びている。しかし、決断力がまったく足りないばかりか、責任感も欠如していた。その性格上の原因で、陸軍に引っ張りされて、無謀な戦争に突入していって、さらに誤りの連続を重ねたあげく、悲惨な敗戦に迎えざるを得ない立場になった。それだけではなく、敗戦後も責任を全部陸軍に着せたんではないか、開戦は海軍によって始めたのに、まあ、その部分は本書が触れないが。

著者が元海軍中尉のゆえか、その組織の本質を掘り下げるのに身内にきわめて厳しく見えて、元海軍の偉い方たちでも容赦しないような構えをするんだ。野暮な陸軍とは違い、海軍は優雅で、エリートで、良知があり、専門知識に詳しく、貴族風を浴びている。しかし、決断力がまったく足りないばかりか、責任感も欠如していた。その性格上の原因で、陸軍に引っ張りされて、無謀な戦争に突入していって、さらに誤りの連続を重ねたあげく、悲惨な敗戦に迎えざるを得ない立場になった。それだけではなく、敗戦後も責任を全部陸軍に着せたんではないか、開戦は海軍によって始めたのに、まあ、その部分は本書が触れないが。

著者が元海軍中尉のゆえか、その組織の本質を掘り下げるのに身内にきわめて厳しく見えて、元海軍の偉い方たちでも容赦しないような構えをするんだ。野暮な陸軍とは違い、海軍は優雅で、エリートで、良知があり、専門知識に詳しく、貴族風を浴びている。しかし、決断力がまったく足りないばかりか、責任感も欠如していた。その性格上の原因で、陸軍に引っ張りされて、無謀な戦争に突入していって、さらに誤りの連続を重ねたあげく、悲惨な敗戦に迎えざるを得ない立場になった。それだけではなく、敗戦後も責任を全部陸軍に着せたんではないか、開戦は海軍によって始めたのに、まあ、その部分は本書が触れないが。