(すがわら の みちざね、みちまさ、どうしん、承和12年6月25日(845年8月1日) - 延喜3年2月25日(903年3月31日))は日本の平安時代の学者、漢詩人、政治家である。特に漢詩に優れ、現在は学問の神として親しまれる。33歳のときに文章博士に任じられる。宇多天皇に重用され右大臣にまで昇るが、左大臣藤原時平に讒訴され、大宰府へ権帥として左遷され、そこで没した。
著書には自らの詩、散文を集めた『菅家文草』全12巻(昌泰3年、900年)、大宰府での作品を集めた『菅家後集』(延喜3年、903年頃)、編著に『類聚国史』がある。日本紀略に寛平5年(893年)、宇多天皇に『新撰万葉集』2巻を奉ったとあり、現存する、宇多天皇の和歌とそれを漢詩に翻案したものを対にして編纂した『新撰万葉集』2巻の編者と一般にはみなされるが、これを道真の編としない見方もある。
私歌集として『菅家御集』などがあるが、後世の偽作を多く含むとも指摘される。『古今和歌集』に2首が採録されるほか、「北野の御歌」として採られているものを含めると35首が勅撰和歌集に入集する。
六国史の一つ『日本三代実録』の編者でもあり、左遷直後の延喜元年(901年)8月に完成している。左遷された事もあり編纂者から名は外されている。
祖父の始めた家塾・菅家廊下を主宰し、人材を育成した。菅家廊下は門人を一門に限らず、その出身者が一時期朝廷に100人を数えたこともある。菅家廊下の名は清公が書斎に続く細殿を門人の居室としてあてたことに由来する。
发表于2024-11-25
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類聚国史(るいじゅうこくし)は六国史をジャンル別にまとめたもので、菅原道真の編纂により、892年(寛平4年)に完成・成立した歴史書である。ただし、『日本三代実録』の部分については、同書は901年(延喜元年)完成であり、その直前に道真が大宰府に流されているために同書部分は後世の加筆であると言う説と「三代実録」の編纂には道真自身も関与していたために完成前にその草稿を保有しており、流罪前にその草稿を元にして加筆されたとする説がある。
もとは本文200巻目録2巻系図3巻の計205巻であったが、応仁の乱で散逸したとされ、現存するのは62巻のみである。神祇、帝王、後宮、人、歳時、音楽、賞宴、奉献、政理、刑法、職官、文、田地、祥瑞、災異、仏道、風俗、殊俗という18のジャンル(類聚)ごとにまとめられており、先例を調べるのに便宜を図ったもの。原文主義をとって余計な文章の改変を一切排している。『日本後紀』の多くが失われているため、復元する資料にもなる。
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