Ⅰ 研究の現状
植民地支配と地域社会 松田利彦(国際日本文化研究センター准教授)
植民地から帝国史研究の可能性を再考する 陳姃湲(台湾・中央研究院助研究員)
Ⅱ 地域社会団体
朝鮮における帝国在郷軍人会 庵逧由香(立命館大学准教授)
植民地期朝鮮における消防組について 松田利彦
逓信政策による農村支配の一形態 福井譲(韓国・仁済大学校助教授)
植民地女性と「国民化」の問題 宮崎聖子(福岡女子大学准教授)
Ⅲ 宗教・慣習と社会教化
朝鮮総督府の「社会教育」と「地方改良」 永島広紀(佐賀大学准教授)
植民地朝鮮の宗教運動と「中堅人物」 青野正明(桃山学院大学教授)
咸鏡北道における思想浄化工作と郷約・自衛団 水野直樹(京都大学教授)
Ⅳ 慣習と法の「近代化」
植民地台湾社会における法の植民地近代性 陳宛妤(台湾・清華大学助理教授)
日本の植民地支配と笞刑 李鐘旼(韓国・延世大学校研究員)
植民地朝鮮の民間鉱業の地域動向と「鉱業警察」の設置 長沢一恵(京都造形芸術大学ほか非常勤講師)
Ⅴ 知識人・有力者・エリート
黄欣:台南の「固園主人」 春山明哲(早稲田大学客員上級研究員)
一九一〇年代台湾社会支配像の再検討 野口真広(早稲田大学助教)
植民地で帝国を生きぬく 陳姃湲
南朝鮮鉄道工事と土地収用令 広瀬貞三(福岡大学教授)
沖縄出身者の台北師範学校における台湾教育経験と沖縄の「戦後」復興への取り組み 大浜郁子(琉球大学准教授)
Ⅵ 都市と衛生・娯楽
開港期釜山における朝鮮牛の輸出と「輸出牛検疫所」の設置 金貞蘭(英国・オックスフォード大学Postodoctoral research assistant)
一九一〇年代植民地朝鮮における衛生行政と地域社会 李炯植(嘉泉大学研究教授)
植民地台湾の大相撲興行と「国技」相撲 胎中千鶴(目白大学教授)
日中戦争期、満洲都市の住宅問題と保健・衛生行政 田中隆一(同志社大学非常勤講師)
Ⅶ 戦時体制下の地域社会
戦時期朝鮮における「慰安婦」動員の「流言」「造言」をめぐって 藤永壯(大阪産業大学教授)
植民地期朝鮮の「国語普及運動」の展開と朝鮮女性の対応 崔眞善(滋賀県立大学非常勤講師)
戦時末期朝鮮邑面の機能と朝鮮人民衆との乖離について 樋口雄一(高麗博物館館長)
共同研究会「植民地帝国日本における支配と地域社会」報告一覧
あとがき
索引(事項・人名)
執筆者紹介
紹介媒体リスト
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收起)