毛利元就の息子として一貫して毛利宗傢を支え、のちに豊臣政権の五大老に列する名將・小早川隆景。その堂々たる生涯を描いた歴史長篇。
安蕓の小豪族から身を起こし、一代で中國十カ國の大大名となった謀將・毛利元就。彼には、「毛利の両川」として彼の死後も毛利宗傢を支え続けた二人の優れた息子があった。吉川元春と小早川隆景。とくに三男・小早川隆景は、長く元就の孫の輝元を補佐し、豊臣政権のなかで毛利傢の地位を磐石なものに押し上げていった。本書は、豊臣秀吉も絶大な信頼を寄せた名將・小早川隆景の堂々たる活躍を描いた長編小説である。
父・元就に従って戦塵に生きた青年武將時代から、羽柴秀吉の毛利攻めに冷靜に対処、時勢を見誤らずに無事講和を結ぶ壯年期の隆景。やがて秀吉の知遇を得るや、四國攻め、九州攻め、文祿の役と戦功を重ねていく。そして晩年……秀吉の甥であり、のちに関ヶ原の寢返り劇の主役となる金吾中納言秀鞦が毛利傢の養子になる危険を察した隆景は、秀鞦を自らの養子に願い齣る苦渋の決斷を下す。無私の心に徹し、自らの宿命に殉じた男のさわやかな生涯!
發表於2024-11-24
小早川隆景―毛利を支えた知謀の將 2024 pdf epub mobi 電子書 下載
圖書標籤: 戦國時代
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