世界に誇る白眉の書物を原寸原色で初公開
『文選』は中國・六朝の梁時代に昭明太子蕭統により編纂された大詩文集。六朝文學の精髄として隋唐時代に盛行した。日本伝來は早く奈良時代には普及し、平安朝においては『白氏文集』と並び広く読まれた。
本書は、平安朝の書寫にかかるもので、中國ではすでに失われた「陸善経注」「音決」「鈔」などを含む『文選』の諸注を集成している。金沢文庫の舊蔵で、もと百二十巻あったと言われる。李善注等集注本の古態や、佚書のテキストを垣間見ることの齣來る、わが國のみに伝わる大変貴重な逸品である。
【本シリーズの特長】
・國際的な東洋學の研究拠點として名高い「公益財団法人 東洋文庫」所蔵の國寶5點、重要文化財6點を含む貴重古典籍全16點を、全12巻にわたって全編フルカラー原寸で影印。
・対象典籍の全編フルカラー影印は史上初。これまでに全編が公開されることのなかった典籍を多く含んでおり、今後の研究の基礎図書となるものである。
・高精細な製版・印刷により、原本の質感を再現。筆緻や書入、訓點までもが仔細に観察できる。紙背の墨付も全て影印。
・古典籍に通暁した石塚晴通(北海道大學名譽教授)・小助川貞次(富山大學教授)・豊島正之(上智大學教授)・會榖佳光(東洋文庫図書部課長)による解題を収載。新知見を盛り込み、歴史的・文化的位置づけを明らかにする。
發表於2024-12-23
國寶 文選集注 巻第四十八・第五十九・第六十八・第八十八・第百十三 2024 pdf epub mobi 電子書 下載
圖書標籤: 版本學 工具書
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