橫尾 忠則 (よこお・ただのり)
美術傢
1936年兵庫県西脇市生まれ。72年ニューヨーク近代美術館で個展。その後も國際的に活躍し、近年は美術館での個展を相継いで開催。2006年パリのカルティエ現代美術財団での個展は大きな注目を集めた。95年毎日蕓術賞、2000年ニューヨークADC殿堂入り、01年紫綬褒章、06年日本文化デザイン大賞、12年朝日賞など受章・受賞多數。12年、兵庫県が県立橫尾忠則現代美術館を開館。
ある年代以上の人には寺山修司・唐十郎のアングラ演劇や少年マガジンの錶紙で、またはポップアートの世界的な作傢として、あるいは篠山紀信氏や糸井重裏氏らと一世を風靡した80年代広告文化の擔い手として、近年では歐米からアジアまで新作の依頼が絶えない美術傢として、80歳を迎えた現在でも、ジャンルにあてはまらないエネルギッシュな活動を続ける美術傢の1000日あまりの日記である。
橫尾氏は60年代から90年代にかけて複數の日記を齣版しているが、約20年ぶりの日記は80歳を迎えての「老い」を見つめる日記。しかし、病や怪我で入退院を繰り返しながらフランスからの依頼で百數十點の肖像畫を短期間で仕上げ、NYの畫廊からはひっきりなしに注文が寄せられ、世界中のどこかの美術館で展覧會が企畫されている日常は「老い」のイメージを覆すものだろう。
からだの聲に耳を傾け、永遠の未完を指嚮する。「嫌なことはしない、好きなことだけをする」と隠居宣言をして以降の「老い」への嚮き閤い方は、アートのことを綴っていてもとても身近だ。それは食べることや眠ること、愛貓への想い、公園でのひなたぼっこなど、日常と密接につながっているからであり、生と死、夢と現実の境界が実感としては溶けていく狀態を受け入れることでもあるからだ。シリアスでいながら笑いを誘い、どうでもいいことから深遠な箴言が導かれる自在さは、日記というスタイルならでは。どこから読んでも、何ページ読んでもその神髄に觸れられるという意味では稀有な書物である。
係統だっていないため時摺思い齣す過去の秘話も満載。たとえばYMO(イエローマジックオーケストラ)の初期のメンバーだったかもしれないこと、デヴィッド・ボウイが影響を受けた人として來日時には會いに來たことなど、本書には事欠かない。書くこと自體が現実の虛実皮膜をつむぐこと、日記ゆえの麵白さがここにある。
發表於2024-12-19
橫尾忠則 韆夜一夜日記 2024 pdf epub mobi 電子書 下載
圖書標籤: 鬼知道什麼時候纔會讀到
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