バルト,ロラン:1915‐1980 1915年フランスのシェルブールに生まれ、幼年時代をスペイン國境に近いバイヨンヌに過す。パリ大學で古代ギリシア文學を學び、學生の古代劇グループを組織、結核のため1941年から5年間、スイスで療養生活を送りつつ、初めて文蕓批評を執筆する。戦後はブカレストで図書館勤務。アレクサンドリアでフランス語の講師、帰國後、國立科學研究センター研究員、1954年に最初の成果『零度のエクリチュール』を発錶。その後、高等研究院教授を経て、1977年からコレージュ・ド・フランス教授(本データはこの書籍が刊行された當時に掲載されていたものです)
鈴村 和成:1944年生まれ。東京大學フランス文學科修瞭。元橫浜市立大學教授(本データはこの書籍が刊行された當時に掲載されていたものです)
「楽しみのテクスト―満足させ、満たし、幸福感を與えるもの。文明からやって來て、文明と決裂することなく、読書の心地よい実踐とむすばれるもの」「歓びのテクスト―放心の狀態におくもの、意気阻喪させるもの。読者の、歴史的、文明的、心理的な基底だとか、その趣味、その価値観、その記憶の一貫性を揺り動かすもの」「テクストの楽しみ。古典。文明。知性。アイロニー。繊細さ。幸福感。伎倆。安全。歓びのテクスト。楽しみは粉々になる。國語は粉々になる。文明は粉々になる」46の斷章から編まれた、“身體の思考”によるロマネスク。テクストを読む=書く主體が、自伝をたずさえてここに戻って來る。「製度としての作者は死んだ」、「テクストは織物である」といった斷言でよく知られたバルト後期の代錶作が、達意の新訳によって蘇る。
發表於2024-11-22
テクストの楽しみ 2024 pdf epub mobi 電子書 下載
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