(1912-1980)1912(明治45)年、長野県上諏訪生れ。無線電信講習所を卒業後、中央気象颱に就職し、富士山測候所勤務等を経験する。1956(昭和31)年『強力伝』で直木賞を受賞。『縦走路』『孤高の人』『八甲田山死の彷徨』など山嶽小説の分野を拓く。次いで歴史小説にも力を注ぎ、1974年『武田信玄』等で吉川英治賞を受ける。1980年、心筋梗塞で急逝。沒後、その遺誌により新田次郎文學賞が設けられた。
有名な愛知大山嶽部の薬師嶽大量遭難をベースにした話。「山の遭難はいくつもの原因が重なり閤って起こるものである」という冒頭の一文が印象的。
發表於2024-12-24
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