傷痕の街

１９３３年、上海生まれ。早稲田大学文学部卒。６１年よりミステリー雑誌（当時は「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」、現在の「ミステリマガジン」）の編集長。６４年『傷痕の街』でデビュー。現在の日本におけるハードボイルド小説の基礎を築いた。６７年『追いつめる』で直木賞受賞。

出版者:角川書店

作者:生島治郎

页数:284頁

出版时间:1995年7月

价格:JPY504円(税込)

装帧:文庫本

isbn号码:9784041940037

图书标签:生島治郎生岛治郎日本推理推理

非合法な仕事に手を染め、荒稼ぎをする者の多いシップチャンドラーの世界で、久須見は頑に己だけを信じ孤高を守っていた。久須見を傘下に入れようと、商売仇の吉田は再三申し入れを行っていたが、その依頼を彼は吉田の顔面を潰すことで答え、代償に片足を失った…。十年後、景気後退から、久須見は会社の運転資金につまり、奇妙な条件つきの金に手を出した。だが、大金が入ったとたん、誘拐事件に巻き込まれて全てを奪われてしまう。一体、誰が…。己が傷付きながらも不屈の精神で犯人を追うハードボイルドの金字塔。