发表于2024-11-04
日本語の源流を求めて 2024 pdf epub mobi 电子书
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日本語は、いつ頃どのように生まれたのか
つい先日、『産経新聞』(2007年9月3日付)のコラム「ベストセラー再会」で、大野晋著『日本語の起源』(岩波新書、1957年刊)がとりあげられました。ちょうど半世紀前に刊行された本です。1994年に改訂され、「新版」となった後も読み継がれて「今でも日本語論へのだれもが認める古典的入門書」だ、との紹介でした。『日本語の源流を求めて』は、その『日本語の起源』(旧版→新版)の延長線上に位置づけられます。
この8月に米寿を迎えた著者は、還暦の頃に、たまたま南インドのタミル語に出会い、日本語とタミル語の驚くべき共通性―そっくりの単語が多いばかりか、文法の構造上も―を知ることになりました。日本語の起源をめぐっては、いうまでもなく、さまざまな説があります。ですから、このタミル語に注目した大野説は、激しい議論を呼びました。その議論をふまえ、最新の考古学の知見などもまじえて自らの主張を全面的に展開したのが、今回の本なのです。
著者は、かつて「万葉集」「日本書紀」など古典文学を広く研究し、また「広辞苑」「岩波古語辞典」の執筆・編纂を通して古典語を深く分析しました。その長い経験が、ほかならぬタミル語・日本語の比較・考察にあたって、どれほど大きな意味をもったことか。今回の書名は、その足跡がひとつながりのものとして今日に至っていることを語っているのです。
ちなみに、作家の丸谷才一さんは2年前のエッセイで、唐詩選など中国の一流文学が「色情」を嫌うのと対照的に、勅撰集や源氏物語など日本の大古典は「恋がらみ」が多い事実に着目し、こう書いています。
「どうして日本文学はこんなに恋を大事にしたのか。……この難問に答えるためには、大野晋さんの、日本語は南インドのタミル語を起源とするという説に頼るしかない」(『朝日新聞』2005年1月18日付)。
どうでしょうか。こうまで言われては、この興味深い謎を解くためにも、さっそく本書を手にとってみるしかなさそうですね。
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