著者について
1912年、イギリス系植民者の息子としてインドに生まれる。11歳のとき、父の意向でイギリス本国に渡り、カンタベリーの寄宿学校に入学するが、学校の教育が性に合わず退学。個人教育を受けながらケンブリッジ大学の入学試験を試みて失敗する。その後、不動産屋で働いたりナイトクラブでピアノを弾いたりするが定職にはつかない。
1935年、23歳で家族とともにギリシア領コルフ島に移住。数年間この島で暮らしてから外交官生活に入り、アテネ、カイロ、アレクサンドリア、ロードス島、コルドバ(アルゼンチン)、ベオグラードなどに滞在する。
1938年、小説『黒い本』をパリにて発表。T・S・エリオットやヘンリー・ミラーに絶賛されて作家としての地位を確立する。
1953年、キプロス島に住まいを移し、『ジュスティーヌ』の執筆を開始、
1957年にはこの島のルポルタージュ『にがいレモン』でダフ・クーパー賞を受賞
する。同年、南フランスに移住。ここを永住の地として創作活動に専念し、傑作『アレクサンドリア四重奏』全4巻をまとめる。
1974年、最後の大長編『アヴィニョン五重奏』全5巻 の刊行を開始し、1985年に最終巻を発表。ほかに詩集、紀行など多数。
发表于2024-11-24
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出版社からのコメント
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