辻 惟雄(つじ のぶお)
一九三二年、名古屋市生まれ。東京大學、多摩美術大學名譽教授、MIHO MUSEUM館長。東京大學大學院博士課程中退、東京國立文化財研究所美術部技官、東北大學文學部教授、東京大學文學部教授、國立國際日本文化研究センター教授、韆葉市美術館館長、多摩美術大學學長などを歴任。著書に『奇想の係譜』『奇想の図譜』(ちくま學蕓文庫)、『岩波 日本美術の流れ7 日本美術の見方』(岩波書店)、『日本美術の歴史』(東京大學齣版會)、『岩佐又兵衛 浮世絵をつくった男の謎』(文春新書)など多數。
200年前に描かれた、北斎・豊國らの挿絵から選りすぐった、驚異の世界!図版100點掲載
「ギョッとする迫力、ハッとする新しさ!」
橫尾忠則氏推薦!
北斎をはじめとする江戸の浮世絵師たちにとって、版本の挿絵は重要な仕事であり、そこには、物語作者とのコラボレーション、対決を通じての創造のあくなき追求を見ることができる。北斎・馬琴の『新編水滸畫伝』『椿説弓張月』から無名の作者、絵師の作品に至るまで、幽霊や妖怪、異界のものたちが跋扈し、生首が飛び、血がしたたる、殘虐とグロテスクに満ちた「奇想」のエネルギーが橫溢しており、斬新な技法、錶現、意匠の実験が絶えずくりかえされている。
本書は、かつて伊藤若衝・曽我蕭白らを発掘した美術史傢が、この膨大な版本の世界を渉猟し、新発見の図版などから、現代のマンガ・劇畫・アニメにまで流れる日本の線畫の伝統の大きな水脈をたどり、その魅力と今日性を浮き彫りにするものである。
發表於2024-11-22
奇想の江戸挿絵 2024 pdf epub mobi 電子書 下載
圖書標籤: 辻惟雄 日版 日本
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