1952(昭和27)年、新潟県柏崎市生。1975(昭和50)年、早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。1981(昭和56)年、中央大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程中退(文学修士)。現職は同志社女子大学(学芸学部日本語日本文学科)教授。専攻は日本漢文学・和漢比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
发表于2024-12-29
王朝漢文学表現論考 2024 pdf epub mobi 电子书
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平安朝漢詩の表現に関わる諸問題に取組んだ著者最初の論考集。「第一部、漢詩の表現をめぐって」では、邦人詩句の措辞・語彙の中国古典詩摂取について論ずると共に、菊花詠の諸作を通して平安朝詩の独自性についても明らかにする。また、平安朝「句題詩」の詠法を論じ、中国古典詩にはみられない独自の構成法があることを解明。さらに、その演繹から本文欠損句題詩の一部復元を試みる。「第二部、漢詩集考」では殊に『類題古詩(類聚句題抄)』に力点を置き、これ迄余り論じられて来なかった当該書の基礎的な研究を進めた著者の論考をまとめた。「第三部、類書考」では、呉淑『事類賦』の本朝への影響を検証。『幼学指南抄』の重要な編纂素材の一書であったことを明らかにする一方、加えて邦人編類書『文鳳抄』『擲金抄』の編纂素材をも追って、平安朝漢詩の表現世界と密接に関わることを指摘。「第四部、漢詩文と和歌」では、漢詩文の表現が和歌に与えた影響を広範囲に渡り論ずる。
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