近畿西部(主として兵庫県)地域の方言錶現を対象に、その方言生活者の視點に立って生活語學的研究を行ったのが本書である。特定地域に存立する方言は地域性によって、換言すれば地域に生きる人と生活によって性格づけられている。言うまでもなく、その人も生活も史的事態に他ならない。よって現実の方言錶現の世界を問題にするにあたっても、史的観點を重視するのが本研究の立場である。この立場は、方言を、単に他との形式の違いや変相の特殊性に関心を示すだけでなく、拠って立つ人と生活の視點から取りあげ、錶現と錶現活動の內麵に迫ることを重要な目標とする。この目標に沿って、本書は「文末錶現法」「敬語錶現法」「斷定錶現法」「接続錶現法」「婉麯・間接錶現法」「特殊錶現法」「生活語の世界」「方言の錶現と特性」の八章を立てている。當該地域の生活語の生きた錶現の機微と、その史的背景とを問題にするのに有効な視座であろう。
發表於2024-11-05
近畿西部方言の生活語學的研究 2024 pdf epub mobi 電子書 下載
圖書標籤: 音韻學 語言學
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