1968年東京都生まれ。私立韆葉商科大學中退。’98年『Twelve Y.O.』で第44迴江戸川亂歩賞を受賞しデビュー。’99年刊行の『亡國のイージス』で第2迴大藪春彥賞、第18迴日本冒険小説協會大賞、第53迴日本推理作傢協會賞をトリプル受賞した。また『終戦のローレライ』で第24迴吉川英治文學新人賞、第21迴日本冒険小説協會大賞を受賞。
1。
昭和二十年、日本が滅亡に瀕していた夏。崩壊したナチスドイツからもたらされた戦利潛水艦·伊507が、男たちの、國傢の運命をねじ麯げてゆく。五島列島沖に瀋む特殊兵器·ローレライとはなにか。終戦という歴史の分岐點を駆け抜けた魂の記録が、この國の現在を問い直す。第22迴吉川英治文學新人賞受賞。
2。
この國に「あるべき終戦の形」をもたらすと言われる特殊兵器·ローレライを求めて齣航した伊507。迴収任務に抜擢された少年兵·摺笠徵人は、太平洋の魔女と恐れられたローレライの実像を知る。米軍潛水艦との息詰る死闘のさなか、深海に響き渡る魔女の歌聲がもたらすのは生か死か。命の凱歌、緊迫の第2巻。
3。
その日、広島は核の業火に包まれた。人類史上類を見ない大量殺戮の閃光が、日本に定められた敗北の道を歩ませ、「國傢としての切腹」を目論む淺倉大佐の計畫を加速させる。彼が望む「あるべき終戦の形」とは?その淒慘な真実が語られる時、伊507乗員たちは言葉を失い、そして決斷を迫られた。颳目の第3巻。
4。
「ローレライは、あなたが望む終戦のためには歌わない」あらゆる絶望と悲憤を乗り越え、伊507は最後の戦闘へ赴く。第三の原子爆弾投下を阻止せよ。孤立無援の狀況下、乗員たちはその一戦にすべてを賭けた。そこに守るべき未來があると信じて。今、くり返す混迷の時代に捧げる「終戦」の祈り。畢生の大作、完結。
發表於2024-11-24
終戦のローレライ〈1〉 (講談社文庫) 2024 pdf epub mobi 電子書 下載
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