四方田犬彥[ヨモタイヌヒコ]
1953年、兵庫県生まれ。比較文學者、映畫史傢。東京大學で宗教學を、同大學院で比較文學・比較文化を學び、その後、コングック大學、コロンビア大學、ボローニャ大學などで客員教授を務める。現在は明治學院大學文學部蕓術學科教授。関心の領域は幅広く、映畫はもとより文學、都市、漫畫、美術、音楽、料理、民族差別など多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された當時に掲載されていたものです)
1988年、ニューヨーク帰りの批評傢が、東京灣に浮かぶ月島で、長屋暮らし始めた。
植木が繁茂する路地、もんじゃ焼の匂い漂う商店街、鍵もチャイムもいらない四軒長屋…。
昔ながらの下町の麵影を殘すこの街だが、実は日本の近代化とともに作られた人工都市だった。
モダニズムがノスタルジアに包まれた街―批評傢はそのベールを一枚ずつはがし、月島の全體像を浮かび上がらせていく。
日本近代化論、文學論、都市論を縦橫に駆け巡る傑作エッセイの待望の復刊。
第一迴斎藤緑雨賞を受賞した単行本版、文化人類學者・川田順造氏との対談を含む文庫版補遺に加えて、書き下ろしエッセイ、建築史傢・陣內秀信氏との対談、各時代の月島風景などを収録した決定版。
ランディング・オン
埋立地は語る
孤児流謫
月島通一九九〇年三月
大川の盡きるところ
衣裳の部屋
貓と鼠
佃の大祭
勝鬨橋と月島獨立計畫
風の中の牝鶏
わが隣人、中野翠
天使と大將
もんじゃ焼と肉フライ
水の領分
エリアンの島
高樓の変遷
路地に佇む
四方田犬彥氏は1988-94年まで月島の長屋で生活し、以後、月島を離れています。今迴、再び月島を訪れて各方麵の取材を重ね、「陸地で生じることのいっさいを、水という隔たりを通して、島の側から眺め思考すること」の必要性を説いていきます。
本書はそうした趣旨に沿って、常に「水」を意識させるような造本設計を行ないました。本文には隅田川を思わせる濃紺の刷り色を採用し、小口にはペ-ジを開いているときは川波を想起させるべく縞模様が現われるようにしました(本錶紙もこれらの設計とイメ-ジを閤わせています)。ぜひ実物を手にとって、この造本の妙味を味わいください。
發表於2024-11-24
月島物語ふたたび 2024 pdf epub mobi 電子書 下載
圖書標籤: 東京
城市歷史研究...很有價值~
評分城市歷史研究...很有價值~
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