音声学は17世紀中ごろにイギリスで成立した学問で、人類の自然言語音に特化した経験科学である。話しことばを生業とする人たちにとって不可欠な実学的側面はもとより、ことばの発音に障害を持つ「構音障害」の患者さんたちのリハビリや、英語をはじめとする外国語教育にも欠かせない。社会的ニーズが高まる中、音声学の第一人者が、音声言語の真髄について実証的に説いたのが本書である。耳で漠然と聞いただけでは判断の難しい音声を、音声科学からのアプローチによって明確にしていく。理系のような難しい数式などは登場せず、パソコンによって簡単に出来る実験によって構成されている。一方で最先端の脳科学からのアプローチも行っている。まさに実験音声学の最高峰というべき1冊である。<2005年改訂版 国際音声記号採用>
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内容 (目次より)
第1章 序論―実験音声学とは
1.学史的位置付け
2.実験音声学と音声科学
第2章 音響実験
1.ディジタル音声処理の基礎
2.母音の音響音声学的解析
3.子音の音響音声学的解析
4.アクセントの音響音声学的解析
5.音節とモーラ
第3章 生理実験
1.electro palatography(EPG)を用いた実験
2.phono-laryngograph(PLG)を用いた実験
3.flow-nasalitygraph(FNG)を用いた実験
第4章 脳波実験
1.脳波の基礎
2.日本語のアクセント認知
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