內藤 正人(ナイトウ マサト)
昭和38年愛知県生まれ。慶応義塾大學大學院哲學研究科修瞭。博士(美學)。財団法人齣光美術館主任學蕓員、國際浮世絵學會常任理事。大學・大學院非常勤講師として、慶大のほか東京外大・橫浜市大・専修大・日本女子大などを歴任。平成5年、「北斎漫畫“初編”の研究」で第一迴鹿島美術財団賞を受賞。江戸時代の絵畫史、とくに浮世絵・琳派などを研究テーマとする
本の內容
天皇、將軍、大名たちが填った浮世絵を検証。浮世絵のイメージは、江戸庶民のもの、庶民文化の所産というものです。では、浮世絵は本當に庶民や、ほんのひとにぎりの好事傢たちだけのものだったのでしょうか。庶民ではない人々、つまり京の都に暮らす天皇や公傢、江戸の將軍や大名は、生涯無縁であり続けたのでしょうか。答えは、否です。江戸期の貴人たちが浮世絵を楽しみ、収集していた事実を、直接あるいは間接的に証明できる史料や作品が、近年の研究によって明らかになってきました。どこにも書かれていない角度、視點から、その実像を検証し、まさに浮世絵への先入観、常識を覆して再発見する本です。重要文化財や禦物などの逸品・絶品をカラー図版で提示し、立體的に浮き彫りにしています。
江戸時代の庶民が愛した浮世絵を、貴人たちが楽しみ収集した事実を數々の作品や史料をあげながら検証。浮世絵への先入観、常識を覆して再発見する本。
目次
第1章 浮世絵の歴史と受容—庶民のケース
第2章 市井の風俗畫を愛でた天皇・皇族たち
第3章 鷹狩りの餘興に、浮世絵師を呼び寄せた天下の將軍
第4章 國貞・國芳・広重の錦絵版畫を楽しんだ尾張藩の幼君
第5章 浮世絵贔屓の正橫綱、鬆浦靜山公
第6章 築山禦殿の美人たち—大和郡山藩の俳諧大名周辺
第7章 寛政改革の立役者—白河侯鬆平定信の素顔
第8章 広重二題—天童藩・阿波藩との逸事
第9章 餘録 浮世絵に現をぬかした貴人たち
發表於2024-12-27
浮世絵再発見 大名たちが愛でた逸品・絶品 2024 pdf epub mobi 電子書 下載
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