发表于2024-11-10
都筑道夫ポケミス全解説 2024 pdf epub mobi 电子书
图书标签: 都筑道夫 推理评论
たしか評論家の松坂健氏も書かれていたが、昭和40年代から50年代にかけて翻訳ミステリを読み始めた者にとって、都筑道夫は偉大な水先案内人であり、一種の知的アイドルだった。長編評論「黄色い部屋はいかにして改装されたか」や実作「七十七羽の烏」や「退職刑事」で都筑流モダーン・ディテクティヴ・ストーリーの虜になったミステリファンは少なくない。
日本版[エラリークィーンズ・ミステリマガジン](現・ミステリマガジン)の初代編集長として、また[ポケットミステリ]のセレクターとして、戦後創成期の翻訳ミステリ紹介においての存在の重さは江戸川乱歩や植草甚一に勝るとも劣らない。
[ポケミス]と[EQMM]に掲載された解説の集大成である本書は、ミステリファンとして感謝してもしきれないほどの功績を伝えている。書誌データなどほとんどなかった時代の苦闘の証言としても貴重。
シムノン「ベルの死」の解説文などに顕著な、旧弊な探偵小説観を打破しようと過剰に挑発的になるあたりは、現在の目からみるといささか微笑ましい。
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