倉阪 鬼一郎(クラサカ キイチロウ)
1960年三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。’87年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。’97年、『百鬼譚の夜』で再デビュー。翌年『赤い額縁』を刊行後、ホラーとミステリーを中心に精力的に作品を発表。『四重奏』『四神金赤館銀青館不可能殺人』が年末の本格ミステリー系ムックにランクイン。
赤いランドセルを背負い、薔薇の生い茂る丘に建つ夏彦伯父さんの館への道を行く。訪れるたびに出される「宿題」に頭を悩ませるのが楽しかったミコとマコだが、風が吹く初夏、体調を崩していた伯父さんがついに死んでしまった。初めて触れる「死」という概念に、ミコのなかで何かが変わっていく……。ミコも変わった。パパも変わった。変わらないのは窓辺で微笑む美しいママだけ。そして伯父さんが託した最後の「宿題」から、丘の上の鎖された世界の秘密はほころび始めた──。薔薇と暗号に満ちた幻想的ミステリ。
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