1947(昭和22)年、福岡県生れ。東京大学仏文科卒業後、TBSに勤務。2年で退職して九州大学医学部に学び、現在は精神科医。1979年に『白い夏の墓標』を発表、サスペンスの舞台を海外に据えた物語は直木賞候補となった。1993(平成5)年『三たびの海峡』で吉川英治文学新人賞、1995年『閉鎖病棟』で山本周五郎賞、1997年『逃亡』で柴田錬三郎賞を受賞した。他に『臓器農場』『ヒトラーの防具』『安楽病棟』『国銅』『空山』『アフリカの蹄』『エンブリオ』『千日紅の恋人』『受命』『聖灰の暗号』『インターセックス』『風花病棟』『水神』など著作多数。
壊れそうな医者の心を、患者が救うこともある……。
乳ガンにかかり「病と生きる不安」を初めて知った泣き虫女医の覚悟、アルコール病棟で半生を過ごした男が最期に明かした誇り、三十年間守り続けてきた診療所を引退せんとする町医者の寂莫――現役医師の著者にしか書きえない感動と衝撃。十人のドクターと患者たちが織り成す、儚くも美しい人生の輝きを描いた傑作小説集。
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