プロ野球への新規参入で注目を集める楽天。インターネット利用者や投資家の間では知名度が高いが、一般には、その実態はあまり知られていない。本書は三木谷浩史社長をはじめとする経営陣へのインタビューを基に、楽天という企業の本質、正体に迫る。
楽天社内には、三木谷社長による「成功のコンセプト」が張られている。その内容は「様々な手段をこらして何が何でも物事を達成する」「勝つために人の 100倍考え、自己管理の下に成長していこうとする姿勢が必要」といったもの。著者は、プロ野球参入でも、このコンセプトが実践されたと指摘する。ひげを剃って登場したり、財界の重鎮を集めた経営諮問委員会を作ったやり方は、「何が何でも達成する」三木谷経営の真骨頂というわけだ。
一方、著者は楽天を三木谷社長のワンマン企業ではなく、それぞれ専門分野を持つプロ集団だと見る。特に、頻繁に行われたM&A(企業の合併・買収)に関して、経営陣の中に高度なノウハウを持つバンカーや弁護士が揃い、「M&Aの成功を巧妙に仕組み化している」と分析する。
創業メンバーのインタビューも掲載。先進のIT(情報技術)企業らしからぬ、「どぶ板営業」で楽天飛躍の足がかりをつかんだことなどを明らかにする。
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