■著者からのメッセージ
本書は朝鮮通信使に関する近年のさまざまな史料発掘や文獻史料、絵畫史料、民俗史料などをもとにした研究成果に學びながら、2007年という時點での朝鮮通信使研究のレベルを基本として、私の知見の限りにおいて、より多くの人びとに朝鮮通信使を知ることの「麵白さ」を実感していただくために書いたものである。
通信使一行の遺した足跡や交流の実像は近年かなり分かってはきたが、日本各地に、まだまだ埋もれていることがあるのではないか。その理由の一端は明治維新以後の日本の近代では朝鮮と朝鮮人に対する偏見と衊視感情が高まり、學校教育においてもすぐ前の時代にあった朝鮮との豊かな交流のことが意図的にかき消されてしまったからである。
近年は再び朝鮮や中國に対する誤解と偏見、そして日本と日本文化優越意識が権力とその情報操作によってはびこりはじめている。そのような時代だからこそ、200年にわたってつづけられた「誠信」「交隣」関係の実相を知り、そこから教訓を學びとることの意味は小さくないはずである。
■著者紹介
仲尾 宏(なかお ひろし)
1936年京都府に生まれる
1960年同誌社大學法學部政治學科卒業
現在―京都造形蕓術大學客員教授
専攻―前近代日朝関係史
著書―『朝鮮通信使の軌跡』『朝鮮通信使と江戸時代の三都』『朝鮮通信使と徳川幕府』『朝鮮通信使と壬辰倭亂』『Q&A在日韓國・朝鮮人問題の基礎知識』『朝鮮通信使をよみなおす―「鎖國」史観をこえて』(以上、明石書店)、『京都の渡來文化』(淡交社)、『朝鮮通信使―江戸日本への善隣使節』(日本放送齣版協會)、『日本とのつながりで見るアジア 過去・現在・未來〈第1巻〉東アジア(1)』(岩崎書店、以上単著)。『朝鮮日々記を読む』(法蔵館)、『京都學への招待』(角川學蕓齣版、以上共著)。『大係 朝鮮通信使』(全8巻、明石書店)、『朝鮮義僧將・鬆雲大師と徳川傢康』(明石書店、以上共編著)。
秀吉による文祿・慶長の役(壬辰倭亂)の後,國交迴復や捕虜の送還を目的として,江戸時代初めての朝鮮通信使が來日してから今年で400年になる.外交関係を擔った対馬藩や雨森芳洲,新井白石のこと,旅程と饗宴の実態,文化人の多彩な交流などを描きながら,12迴に及ぶ通信使の今日的意義を考える.
發表於2024-12-24
朝鮮通信使 2024 pdf epub mobi 電子書 下載
圖書標籤: 朝鮮王朝 日本 東亞史 韓國 文化 曆史 東亞
三分給仲尾先生的辛勤勞動,非常翔實而全麵的讀物。不過對於非專業搞通信使研究的人士(比如我)而言……算瞭還是怪我把這本書一直塞包裏隨時翻,以至於原本無聊的等電車排隊時間變得更加索然無味……
評分三分給仲尾先生的辛勤勞動,非常翔實而全麵的讀物。不過對於非專業搞通信使研究的人士(比如我)而言……算瞭還是怪我把這本書一直塞包裏隨時翻,以至於原本無聊的等電車排隊時間變得更加索然無味……
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