鈴木 宏三(スズキ コウゾウ)
すずき・こうぞう
1945 年仙颱市生まれ。山形大學名譽教授。
1968 年東北大學大學院文學研究科修士課程(英文學専攻)修瞭。
山形大學教養部、人文學部教授。2004 年退職。
専門は17 世紀英文學(ジョン・ダン研究)。
「三島事件」は昭和史における大きな謎のひとつである。
この謎を解明するには「檄文」の読解が重要なのである。
兄・鈴木邦男(一水會顧問)の影響で、三島事件への関心を
持ち続けてきたという著者。
「三島」を政治的にではなく文學的に、特に西歐的な知の枠組み
のなかで理解することが必要と考える。
憲法改正を訴えて自決した三島だったが、
その主張は一貫したものではなかった。
昭和44 年10 月21 日、自衛隊の治安齣動の可能性が消え、
同時にそれまで彼が築き上げてきた決起計畫が
すべて水泡に帰した。
皇居突入計畫は、小説「英霊の聲」における昭和天皇への
呪詛と関係する。
當初の計畫では、行動の世界のクライマックスは
文學と密接にかかわるはずのものだった。
その皇居突入計畫が市ヶ榖の自衛隊亂入へと
切り換えられたため、
行動の世界が彼の文學の世界とは接點を持たないままに
終わってしまったのであった。
發表於2024-12-20
三島由紀夫 幻の皇居突入計畫 2024 pdf epub mobi 電子書 下載
圖書標籤: 天皇 三島由紀夫
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