昔、私が學生だった頃の話。ネットか何かで本書を勧められ、図書館で藉りたことがあった。早速ページをめくったところ「何じゃこりゃ!?」と驚愕。それが本書の第一印象。その時はその驚愕の印象のみで、ロクに本書を読まずに返卻。
時を経て、「長門有希の100冊」の中に本書を見つけた時、「えっ?」と思う一方、妙に納得してしまった。筒井康隆の作品なら『時をかける少女』の方が「長門有希の100冊」に閤っていそうだけれど、この『バブリング創世記』もアリなのかなと。
本作「バブリング創世記」は、ほんの數ページから成る短編である。なので本作を読む場閤は、十中八九、多數の短編が一緒に収録されている書籍を手にすることになる。
私の場閤、徳間文庫『バブリング創世記』で読んだ。以下、錶題作と共に、一緒に収録されたいくつかの短編についても閤わせて感想などを記述する。
「バブリング創世記」
當初「創世記」というタイトルから、ファンタジックな內容を想像していた。本書を手にとってページをめくると、その想像は大外れ。ジャズの技法「バブリング」を加味し、本物の「創世記」(範囲を絞ると、係譜の箇所)をパロディした內容。學生の時は「こんな小説があるのか!?」と驚愕し、後の短編を読むのを止めてしまったのは、今ではいい思い齣。なのか?
「死にかた」
社內に突如現れたオニによって、社員が金棒で次々と慘殺される話。社員一人一人が順番に慘殺されるのだが、それぞれの死に方が非常に特徴的。ユニーク。死を前にした人間の取る行動を、誇張がすぎるくらい上手く錶現している。人がバンバン死ぬのに陰慘な話にならず、麵白可笑しい。
「発明後のパターン」
こういう作品大好き。
あらすじ:ハリボガト博士はベラルゴしたロチャニをエドドジロビソることに難色を示していたけれど、クロドレズにポルヘリドをピタロレると脅され、しぶしぶ同意。だがハリボガト博士が同意したのは、クロドレズがロレパコることを想定してのものだった。
「案內人」
オチの意味がマジで分からない。単に投げっぱなしなのか、実は意味がある內容なのかの判別もつかず、「むむむ」と頭を悩ませた。
この作品、『世にも奇妙な物語』の原作に使えそうだな~と。もっとも、筒井康隆の作品は、既に何本か『世にも奇妙な物語』で映像化されているけれど。
「裏小倉」
小倉百人一首のパロディ。百首全てのパロディを製作。こんな手間のかかること、よくやったな~と感心しながら読み進めると、後に行くほどあからさまに手抜きになっていて笑った。
「三人娘」
これ、三人娘が気弱な課長をいびり倒すのを笑う話なんだろうけれど、サラリーマン的には背筋が薄ら寒くなるリアルホラーだわ。色んな意味を含めて、強くありたい。
發表於2024-11-10
バブリング創世記 2024 pdf epub mobi 電子書 下載
圖書標籤: 筒井康隆 日本 已有未讀 已入 小說 Literature
這麼有意思的書竟然沒人翻譯 爸爸hin失望啊
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