1930年代の極東をめぐる国際関係は、周辺国や欧米列国の思惑が複雑に絡まりあい、関係各国さまざまなボタンの掛け違い、読み違いが積もり積もっていました。
本書は、当時の各国の政策や軍事情勢、国際法理を丁寧に説明しながら、満洲事変から支那事変に至る日本と極東情勢をわかりやすく解説しています。
著者のよい点は、変に歴史を単純化・図式化するのではなく、当時の一次史料を丹念に読み込むことで、もつれた糸をひとつひとつ解きほぐしていくような誠実な仕事ぶりと冷徹な視線がうかがえること。
いいかえれば、現代の視点からだけ眺めた、最初に結論ありきの「後づけ」史観ではなく、極力先入観を排し、同時代の史料によって戦前の国際関係を活写しているところです。
著者の論が、類書にみられない迫力を秘めているのは、たぶんそのせいだと思います。
もうひとつ。この著者の良心だと思うのは、たとえ新書であっても、エネルギーの注ぎ方にまったく手抜きがないこと。これには驚嘆します。
だからでしょう。著者はハードカバーから新書までさまざまな著書を発刊していますが、どれも古典といっていいほどスタンダードな良書となりえています。
加藤陽子氏は、現代の日本において、もっとも信頼できる歴史家のひとりだと断言できます。
试图总结近年来实证研究的成果,结果不甚理想,思路整合不足,史料解说时常有奇怪之处。
评分膨胀的满洲概念部分写的不错,不过可能是因为中见立夫和山室信一写得好?
评分试图总结近年来实证研究的成果,结果不甚理想,思路整合不足,史料解说时常有奇怪之处。
评分挺有名一本书,但写的一般般 岩波书店的历史系列中比较鸡肋的一本,卖的还最贵 用马后炮的眼光看历史,我觉得用处不是很大
评分侧重军事史、外交史
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