本名 純
1967年生まれ.立命館大学国際関係学部教授.インドネシア政治・東南アジア地域研究・比較政治学.テンプル大学卒業後,国際基督教大学大学院行政学研究科修士課程を経て,オーストラリア国立大学で博士号取得.インドネシア戦略国際問題研究所客員研究員・在インドネシアJICA専門家・インドネシア大学社会政治学部客員教授などを兼任.主な著書にMilitary Politics and Democratization in Indonesia(Routledge),共著にE. Aspinall & G. Fealy eds. Soeharto’s New Order and its Legacy(Australian National University),本名純・川村晃一編『2009年インドネシアの選挙―ユドヨノ再選の背景と第2期政権の展望』(アジア経済研究所),松井和久・川村晃一編『インドネシア総選挙と新政権の始動―メガワティからユドヨノへ』(明石書店),をはじめ多数.
发表于2024-12-23
民主化のパラドックス 2024 pdf epub mobi 电子书
图书标签: 东南亚研究 民主转型 比较政治 日本 政治学 军政关系
インドネシアは,国際的な支援の下で,民主化改革を実行してきた.だが市民の自由と権利と平和を保障するはずの「民主化」が,非民主的な権力構造を強化するというパラドックスを起こしている.アジア政治の深層に内在する非民主的勢力が民主主義そのものを蝕む政治力学を,政治の現場での豊富な取材と調査で明らかにしてゆく.
■著者からのメッセージ
民主化のパラドックスとは何を指すのかを定めた上で,その力学が他国でも存在しうることを論じる.また今の国際環境が,それを助長している実態を明らかにする.今,アジアを含めた世界各地で進行しつつある「民主化ドミノ」と,その促進を意図した国際的な民主化支援に関する課題も浮き彫りになろう.パラドックスのジレンマを乗り越えることはできるのか.それについても本章で考えていきたい.
(本文より)
■編集部からのメッセージ
冷戦後,東欧,アフリカ,南米,アジアなどの発展途上国で「民主化支援」がグローバルに展開していった.だが民主化は,それらの国に何をもたらしたのか.市民の自由と権利と平和が保障されるバラ色の未来というより,実は民主化によって持ち込まれた「新しい政治」が,むしろ非民主的な権力構造を強化するパラドックスが起こったのではないか.それが本書の投げかける大きなテーマである.
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