〈山田利明〉1947年東京都生まれ。大正大學大學院博士課程単位取得。同大學助手等を経て、現在、東洋大學文學部教授。共編書に「道教の歴史と文化」ほか。
目錄
總序―道教儀禮研究の現狀と批判
海外における道教儀禮研究の狀況
中國における道教儀禮研究の狀況
日本における道教儀禮研究の狀況
第1篇 六朝における道教儀禮の形成
1 存思/2 守一/3 內視/4 道教科儀としての存思
第1章 『太平經』における守一と存思
1 『太平經』の存思/2 『太平經』に見られる二つの守一/3 五藏神/4 結語
第2章 東晉における存思法の展開
1 『抱樸子』における存思法/2 招神法としての存思/3 請神法の形成/4 結語
第3章 得仙法としての存思
1 洞房の思想/2 洞房神/3 洞房神存思の展開(1)/4 洞房神存思の展開(2)/5 結語
第4章 寇謙之と陸修靜の儀禮整備
1 寇謙之の儀禮整備/2 天師道と存思法/3 陸修靜の請神法/4 功曹使者
結章
補説―六朝における『太平經』の傳承
1 『太平經』の問題點/2 宋・梁における『太平經』/3 三洞四輔と『太平經』/4 『太平洞極經』/5 結語
第2篇 道教儀禮の諸相
第1章 道教における齋法の成立
1 塗炭齋の思想/2 陸修靜の修齋の思想(金籙齋/黃籙齋/明眞齋/三元齋/八節齋/自然齋/洞神三皇齋/太一齋/指教齋)/3 祈願としての齋法/4 結語
第2章 靈寶齋の思想的基盤
1 六朝佛教における大乘思想の理解/2 靈寶經典に見る「利他」の思想/3 靈寶齋の行道的基盤/4 結語
第3章 道教における誦經の思想
1 佛教の誦經/2 中國術數における誦經/3 道教における誦經の係譜/4 道教における誦經の意義/5 結語
第4章 『靈寶度人經』誦經儀の形成
1 『度人經』の效用/2 『度人經』の儀禮/3 『度人經』誦經儀/4 「道君序」と「經説」の關係/5 結語
第5章 道教神像の崇拜
1 陶弘景と陸修靜の立場/2 道教神像の歴史/3 造像規範(神像の種類/造像の材料/像相)/4 結語
結章
補説―『靈寶齋説燈祝願儀』配役考
第3篇 道教の信仰と儀禮
第1章 泥丸九宮の思想
1 泥丸九宮/2 九天九宮/3 泥丸の觀念/4 結語
第2章 『抱樸子』に見える靈寶經の信仰
1 『抱樸子』と靈寶經/2 靈寶經と黃帝・夏禹/3 靈寶經と方士/4 結語
第3章 六朝道士の信仰意識の形成―宗教的正統と異端
1 『眞靈位業圖』と祀神の性格/2 陶弘景の立場/3 葛洪の場閤/4 寇謙之の場閤/5 結語
結文
あとがき
原論文一覧/索引/CONTENTS
發表於2024-11-05
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圖書標籤: 道教 魏晉南北朝 宗教 儀禮 魏晉南北朝史 日本漢學 寇謙之 存想
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