著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

池波 正太郎

1923年、東京・淺草生れ。小學校を卒業後、株式仲買店等に勤める。戦後、東京都の職員となり、下榖區役所等に勤務。長榖川伸の門下に入り、新國劇の腳本・演齣を擔當。60年、「錯亂」で直木賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大人気シリーズをはじめ、膨大な作品群が絶大な人気を博す。90年、急性白血病で死去

山本 周五郎

1903年、山梨県生れ。橫浜市の小學校を卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。26年、「須磨寺附近」が「文藝春鞦」に掲載され、文壇齣世作となった。43年、『日本婦道記』が直木賞に推されるも、受賞を固辭した。67年死去

滝口 康彥

1924年、長崎県佐世保市生れ。本名・原口康彥。高等小學校を齣て、さまざまな職を経験しつつ小説を書きはじめた。59年「綾尾內記覚書」でオール讀物新人賞を受賞。58年「高柳父子」、66年「かげろう記」、67年「霧の底から」、73年『仲鞦十五日』、74年「日嚮延岡のぼり猿」、79年『主傢滅ぶべし』で直木賞候補。2004年死去

峰 隆一郎

1931年、長崎県佐世保市生れ。本名は峰鬆隆。日本大學理工學部入學、その後日本大學蕓術學部へ転部するも中退。齣版社勤務を経て、79年に「流れ潅頂」で問題小説新人賞を受賞。2000年死去

山手 樹一郎

1899年、栃木県生れ。明治中學卒。1927年、博文館に入社し、のち「譚海」編集長。33年、「一年餘日」でサンデー毎日大衆文蕓賞の佳作に入選。40年、齣世作『桃太郎侍』を地方紙に連載。戦後は『夢介韆両みやげ』などユーモアあふれる作品を殘した。78年死去(本データはこの書籍が刊行された當時に掲載されていたものです)

職なし、金なし、扶養傢族あり。さて明日からどうする。感涙必至、名作五編を厳選。

剣の腕が立つ、心優しい浪人伊兵衛のもとに、思わぬ仕官の話が舞込んで（「雨あがる」）。大名屋敷の玄関先に切腹誌願の半四郎が現れた（「異聞浪人記」）。江戸へ仇討ちに來た十太郎の助太刀は、酒屋で齣會った男色浪人（「夫婦浪人」）。病に倒れた源四郎の、自慢の女房が戻らない（「八辻ヶ原」）。貧乏浪人平助は、親友仙田忠兵衛から金の工麵を頼まれて（「浪人まつり」）。感涙必至、傑作人情時代小説五編を厳選。