杉山 正明
1952年靜岡県生まれ。京都大學文學部卒業、同大學院文學研究科博士課程単位取得退學。現在、京都大學大學院文學研究科教授。博士(文學)。1995年、『クビライの挑戦』(朝日新聞社)でサントリー學蕓賞。モンゴル時代史研究の功績により、2003年に司馬遼太郎賞、2 006年に紫綬褒章。『モンゴル帝國と大元ウルス』(京都大學學術齣版會)で2007年に日本學士院賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された當時に掲載されていたものです)
遊牧民がもたらした人類史の畫期と、ユーラシア國傢の伝統
チンギス傢の「血の権威」は、帝國解體後も受け継がれた
チンギス・カンが創始した空前の大帝國、「大モンゴル國」。
その権威と統治システムは、ポスト・モンゴル時代にも各地に継承されていった――。
西歐中心の「知の虛構」を廃し、新たな世界史の地平を開く。
■遊牧民が打ち立てた超広域帝國。「日本発信」の新たな世界史像
13世紀初頭にチンギス・カンが興した「大モンゴル國」は、5代・クビライの頃にはユーラシア全域をゆるやかに統閤して、東西の大交流をもたらしました。この大帝國は、従來は「元朝」と呼ばれ、中國史やアジア史の枠でのみ語られがちでした。しかし近年、この大帝國の時代――すなわち「モンゴル時代」を、世界史の重大な畫期とみなす考え方が、「日本発信の世界史像」として、內外に広まりつつあります。人類の歴史は、「モンゴル時代」の以前と以後でまったく様相が異なるというのです。
■モンゴル時代とは――「世界史」と「世界地図」が生まれた時代だった!
かつて學校では、――15・16世紀のヨーロッパによる「地理上の発見=大航海時代」から、世界はひとつになり、「世界史」が始まった――こんなふうに教わりませんでしたか? しかし、それに先立つ13・14世紀のモンゴル帝國下で、人類最初の「世界史」と「世界地図」が描かれていました。確実な史料と最新研究をもとに、近代ヨーロッパが覇権を握る以前の「世界の実像」を明らかにします。
■中東、ロシア、ヨーロッパ、そして現在のアフガン。「モンゴル以後」の世界史の見取り図
帝國解體後も、「モンゴルの殘影」は20世紀にいたるまで各地に息づいていました。ロシアのイヴァン雷帝も、後のムガル帝國へと続くティムール帝國も、また、大清帝國も、「チンギス傢の婿どの」の地位を得ることで、その権威と権力を固めてきたのです。そして今なお混迷のなかにあるアフガニスタンを、「遊牧民とユーラシア國傢」の歴史を通してみると、何が見えてくるのでしょうか?
發表於2024-11-24
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對濛古或者說元朝的文化,一嚮不怎樣熱衷,說起來,它雍容華貴不比漢唐,觸手可觀不如明清,溫婉秀麗不如趙宋,迤邐風流不抵魏晉,但是對它有一個很深刻的印象,就是力量,宛若來自於颶風的力量,先是徵服瞭中原大陸,而後東進西拒,擴大瞭整塊曆史版圖,與法國、與俄國均有往...
評分對濛古或者說元朝的文化,一嚮不怎樣熱衷,說起來,它雍容華貴不比漢唐,觸手可觀不如明清,溫婉秀麗不如趙宋,迤邐風流不抵魏晉,但是對它有一個很深刻的印象,就是力量,宛若來自於颶風的力量,先是徵服瞭中原大陸,而後東進西拒,擴大瞭整塊曆史版圖,與法國、與俄國均有往...
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圖書標籤: 杉山正明 草原民族 濛古帝國 濛元史 濛元 遊牧 海外中國研究 曆史研究
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